空太のそら言

隠れオタクのぐうたら

女はかわいくなくてはね

もう自分迷いすぎて恋愛エッセイなど買ってしまった。
末期だ。
何しろ私はエッセイというものを小馬鹿にしていた(大層失礼な話だが)。
本屋で立ち読みする限り、根拠も数字的証拠も覚束ない、届いてこない上擦った話ばかり。
まぁそれがエッセイだと思うんだけどね。
何故それで納得するのだ、それで悩みが解決するのかと、棚にひしめくピンクの背表紙とそれを物色する若い女性へ疑問を向けていた。
それなら哲学書を読みましょうよ、と。




そんな訳だから、今日恋愛エッセイのコーナーで立ち止まり、さらに若い女性よろしく本を物色し、あまつさえレジに持って行き今私の目の前にあるなんて、前の私には想像も付かなかったろう。




いやしかし、良かったんだコレが。
何が良かったって、著者が男性だった所が。
さばさばとした展開。一つの項目につき4ページ以下で読みやすい。
男の欲しがること、引くことがズバッと書いてある。
しかしあくまでも著者の主張は、世の女性が「かわいい女」になって欲しい、そこに尽きる。
恋に溺れよ、ということではないのだ。
うーん清々しい。





買ってよかった。
頑張ろう。