空太のそら言

隠れオタクのぐうたら

メビウスの輪

ぐるぐる、ぐるぐる、同じところを回り続けている。


それは地球の公転。
太陽のまわりを回るなかで、冷え込んだりのぼせたりを繰り返す。
永遠に近付くことは出来ない。


それはメビウスの輪
堂々巡りの思考の輪廻。
エゴと理性と欲望に追われながら回り続けている。
やはり、永遠に近付くことは出来ない。


それは虹。
悲しみの終わりに現れて心ごと虜にしてしまう微笑み。
手に入れたくて追いかけても、はぐらかして逃げてゆくばかり。
そしてやはり、永遠に近付くことは出来ない。



太陽を引き寄せる重力を、
輪を断ち切るはさみを、
光を集めるプリズムを、
今を変える勇気を。
勇気を。