空太のそら言

隠れオタクのぐうたら

ノートを自作したい4

っていうか、ついに自作しました。
記念すべき第一号です。人間やればできる!

どんな感じで進めたかと言いますと…。


《材料》
・色上質紙 特薄 A4ベージュ15枚
・ケンラン A4 あずき 1枚
・木工用ボンド
グルーガン
・割り箸 2本
・目玉クリップ 2つ
・ヘラ

色上質紙は、薄い紙を探していて見つけた紙です。有名な紙ですし私も知っていたので、肌触りのなめらかさや丈夫さは心配するまでもなく合格。厚みも本当に薄いです。心配なのはやっぱり裏写りの具合ですね。
ただ、この紙取り寄せしないといけなくて、400枚か4000枚単位でしか注文ができないんですよ。今回はお試しということで400枚で購入。
15枚印刷して、30ページのノートを作ります。

ケンランっていうのは、表紙用の紙です。正直画用紙でも良かったんだけど、色上質紙注文した店で適当に見繕いました。厚めの紙です。



《作り方》
・エクセルで罫線作り
本当は方眼ノート作ろうと思ったんですが、セルの枠線の一番細いのは黒色でしか印刷できず、それより太いととても字を書けるようなものではなくなってしまうのです。
ワードでトライする気力がなかったので、今回は罫線ノートです。
図形で線を引けば、好きな色・太さの線を引くことができました。
罫線の感覚はおよそ10mm。今のところ最も書きやすい幅です。
各ページの左端は余白を広めに取ってみました。ここに日付やらタイトルやらを書き込みます。
何度もテスト印刷して微調整し、両面を印刷する事ができました。紙が薄かったので、途中で詰まってしまうかと思いましたが、まるでトラブるなく終わりました。拍子抜け。てかさすが色上質紙だ!


・半分におる


・半分に折った、>←こっち側を束ねて目玉クリップでとめる


・木工用ボンドを塗りたくり、ヘラで伸ばす
なるべく隙間に入り込むように、丁寧にヘラで塗り込みました。
途中で目玉クリップだけでは挟む力が弱いことに気付き、割り箸を噛ませて強度を上げました。


・木工用ボンドが乾いたら、更にグルーガンで溶接
グルーガン思ったより難しかった。ドバッと出るわ全然出ないわ、と言ってる間に固まるわで、軽くテンパりました。


・表紙とノート本体をくっつける

形は悪いけど、何とかそれらしく見えるようになりました。最後に表紙と合体させるのですが…ここが一番難しかった。

接着するために使うのは、ノート本体にいびつについているグルーガンのボンドです。このボンド、実は温めれば何度でも溶けてはがれる性質があるそうで、接着に失敗しても上からアイロンを当てればある程度のやり直しがききます。
その性質を生かし、表紙と本体を合体させた状態でアイロンをあてました。ボンドがとけて合体成功!


…が。
表紙に折り曲げ線をちゃんと付けなかったため、背表紙の接着が全くうまく行きません。ノート本体と表紙の間に隙間ができてしまった。しかも、表紙の紙もA4を用意していたため、背表紙の厚み分だけ表紙の大きさが足りなくなってしまいました。

当たり前だし、ある程度想定済みでしたが、けっこう格好悪い。カバーノーとしてるので、気付かれないけど格好悪い。





こんな感じで完成しました。不格好極まりない。
ノートの製本法が無線綴じでしたので、それほど強度がないのではと、ブルブルしながら出来立てのノートを開いてみましたが…。

今のところ、ページがはがれ落ちるようなことはありません。ちゃんとくっついている。すごーい。


そして書き心地ですが、そこそこいいです。なめらかです。ただ、ちょっとつるつるしすぎかな?まぁこれは好みの問題ですね。市販されているノートと遜色はありません。
書いた感じはこちら。字汚いですすみませ…。

さて、肝心の裏写りはと言うと…。

結構写ってるorz
まぁこれだけ薄ければ裏写りもするわな。
実務で問題ないレベルならいいんですが。これはしばらく使ってみないとわかりません。


あと、厚み。コクヨの同じページ数のノートと比べてみました。

うん、だいぶ違うね。


中身はこんな感じの違いです。



今回、実際にノートを自作してみて気付いたことが幾つかあります。
・背表紙何とかすべき
コクヨのノートを開いたときに思ったのですが、同じ無線綴じなのにかぱっと開く、開き具合がずいぶん違います。コクヨの背表紙には製本テープが使われていて、それがうまく開閉時に伸縮してノートの開きをフォローしているのではないかと考えました。
次の自作ノートには製本テープ使用してみようと思います。


・ノート本体の背に切り込みを入れる
ノートの自作方法を調べていたとき、木工用ボンドを塗る前に、背中のところに切り込みを入れるとよりくっつきやすい、とどこかで読みました。
ボンドを塗っているときに思い出しました。(あーぁ…)
今のところ接着強度に問題ないものの、次の製作のものには切り込みを入れてみようと思います。





あと、他にも色々あったんですが打ってる間に忘れてしまいました。いつものことです。思い出したらまた書きます。
あ、紙はもうちょっと研究の余地ありってかんじです。薄い紙は個人的に好きなので良いんですが、今回の特薄は薄すぎるかもしれない。



こんなかんじで、結構ノープランで始めたノート自作でしたが、思ったよりまともなものができて一安心しています。
これを極めれば、最高のノートを探し回らなくてもよくなる!
そしていずれは自作手帳できればいいなぁ。