唯脳論
- 作者: 養老孟司
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1998/10
- メディア: 文庫
- 購入: 5人 クリック: 67回
- この商品を含むブログ (80件) を見る
解説いらんだろこの本…。この解説はひどいですね。まず無駄に長い、()が多い。
てゆか、今まで解説が面白かった本なんて無いわ。同業者にやらせるからだめなんだよ。違う分野の人にお願いしないと。
まぁそれはいいとして。
最近自分の周りが養老孟司づいているので、せっかくだからと買ってみた本。
んむ、難しい。途中から流し読みしてしまった。
しかし、なぜか京極夏彦を読んだみたいな、認識の揺らぎみたいなのがあった。ぐにゃぐにゃなのよ、世界が。
街は脳の一部。
しかし脳を一番束縛してるのは、体。
しかし面白いね。
かねがね、このまま人間が弱くなったらどうなるんだろうと思っていたのです。
なるべく体を動かさないですむように文明は発展する。お陰で、意識して接触制限や運動をしなければ、健康に長生きはできない。
脳が、そうしむけたのですね。
実は、脳と体は敵対しているんじゃなかろうか。だから脳が体を蝕むのではないか?
このまま脳に支配された体は弱まり、やがてリミッターが外れるように、体の反撃が始まる。それは、原始へと帰る理性の放棄。
そんな気がしてならない。
ま、そのころとっくに死んでますがね。
また読みたい本です。読みたいというより、挑戦したい、かな。