空太のそら言

隠れオタクのぐうたら

期待はしてないとは本当だろうか

気持ちが悪いと言いつつも、本当は飲みに行きたかったこの気持ちを冷静に分析してみる。









隠してもしょうがないので書いちゃいますが、飲みに行きたかったもうすぐ既婚者の同僚とは、アノヒトのことです。6年前ぐらいに片思いをして4年前ぐらいから忘れていた人。もうすぐ結婚するらしく、準備を進めているようです。
相手は、私が片思いしているときから付き合ってきた人です。とてもいい人です。祝福したい。
彼とは同じ職場で働いているし、ちょくちょく仲良く話をする間柄だったので、これまでにも何回か飲みには行っていました。大勢の時もあれば、二人の時もありました。
先日の送別会で、2次会3次会と進むにつれ人数が減り、最後に残ったのがアノヒトと私でした。
ぽちぽちと飲み、私のスイッチが切れて殆ど眠っているような状態になり、タクシーで我が家まで送ってくれた。その車内、ひっそりと手を繋ぎ指を絡めた。
まあ私がアルコール入ると触り魔になるからいかんのですが。
それ以来のサシの飲み会のチャンスが今日でした。でも今日は都合があわなかった。
そういう状況です。



タクシーの中で手を繋いだのは半分勢いみたいなもので、しかしその温もりが気持ちよかったのは否めない。
だがそれが恋かと聞かれると、首を横に振るだろう。恋ではない。
では何だろう。




もう結構長い間同じ職場にいるので、仲間意識はとても強い。お互いに理解者であるとも思っている。と思う。
そんな彼が、最近眠れない夜を過ごしていると打ち明けてきた。責任のある職位についている人なので、その重圧たるや想像もつかない。思うとおりにことが進まないことに対しても、苛立ちを感じているようだ。
私は彼より経験も知識も少ないので、せめて弱音は吐けるようにと話を聞くだけしかできない。だから、話を聞くだけじゃなく、夜が眠れないなら付き合うのに、と思う。変な意味じゃなく。心配をしている。
結婚はすればいいと思うし、した方が最終的に彼のためになるとも思っている。まあ飲みに行きづらくなるのはちょっと残念だけど。彼の生涯の伴侶になる人は大変だ。わがままだし、自分中心だし、酔うと変に絡んでくるし、とにかく手間がかかる。そんなことできる人は彼女しかいない。きっと素敵な奥さんになるだろう。それは私じゃないし、そこに自分が就きたいとも思わない。仕事仲間である方がずっといい。

こういうの、なんていうんでしょう。同僚愛?w
何となく、「戦友」に近い気がする。




たまに、「抱きしめてもいいか」と聞かれることがあって、そのたびに「だめです」と断ってきた。
今は、それで彼のイライラや不安が解消するなら、そうしたいと思う。
なんだろうね、不思議な気持ちだ。