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少年魔法士15

少年魔法士 (15) (ウィングス・コミックス)

少年魔法士 (15) (ウィングス・コミックス)


学生の頃からつきあってきた少年魔法士もついに最終章ですか。切ない。
二人の幸せを願い続ける大人たちと、まだ自分を守るのに精一杯の少年たち。とても幸せになるように転がっていっていない。
でも15巻まで読んでようやく分かった。これは、少年たちの成長の物語。しきりに「少年」「子供」と繰り返されている理由はそこにあるんだろう。当たり前のことかもしれないけど、それがしみじみ分かったのだ。
どんな結末になろうとも、カルノと勇吹は何かを失う。
子供の成長。


ちなみに、ヒューが相変わらず二人について行動しているは不可解っていうか、余りに自然にくっついているから、これは何かの伏線なんだろうかと勘ぐってしまう。
彼の能力は、記憶を記録できること。結末に立ち会って、記録する役目を果たすのだろうか。