空太のそら言

隠れオタクのぐうたら

アノヒトとの、やりとり、分かったこと

昨日は体調がすぐれなかったけど、アノヒトがごはんに誘ってくれたので出掛けてきた。



食事を摂って、一通り話をして、車でアノヒトを送っていって、いつもならそこで「お疲れさま」とすぐ降りるのに昨日はなかなか車からアノヒトが降りない。
何か、話したいことがある、みたいな。


私から、独り言みたいに話始めた。



最近、アノヒトとの距離の取り方が分からなくて、近付いたり離れたりしていること。
子供の時のトラウマから逃げだせず、男性が怖いこと。
人間に興味がなかったけど、アノヒトの優しさに気付いたことで、他の人にも興味が出てきたこと。
0でも100でもないと前に言われて、そりゃそうだよな、と思ったこと。
あなたの子供が欲しいと思ったこと、そのためなら仕事を失ってもいいと思ったこと。




アノヒトからは、
これ以上距離が近付くと、二人の関係の有り様が大きく変わってしまう。
お前はまだ全うに生きられるはずだ。
じゃなきゃ、俺はこれまでにも何度だってお前を押し倒していた。
俺は来年には結婚すると思う。
お前が近付きたかったら、近付けば良い。俺は、応える。
今も抱き締めたいと思っている。


そう言われて抱き締められた。
顔が近付いて、キスされる寸前で止まって、私は、キスすることができなかった。
これ以上近付いてもいいのかどうか、答えが出せていなかったから。







どれだけ願っても、叶わないものは叶わない。しょうがない。
それでも、改めてアノヒトの口から「結婚する」と聞いた衝撃は、未だに私の心と体を千切り続けている。







ただし、昨日のやり取りの中で、私は2つの選択肢を得た。
もともとあったのかもしれないが、明るみに出たと言うべきか。
つまり、今の関係を維持するか、一線を越えるか。




答えは未だ出せないでいる。