空太のそら言

隠れオタクのぐうたら

知的生産の技術

知的生産の技術 (岩波新書)

知的生産の技術 (岩波新書)


ってわけで積ん読の山を少し削った。
なかなかに面白かった。


知的生産と知的消費は違う。私は消費しかまだまだできていないなぁ。
もう50年も昔の本なのに共通するところはたくさんあるし、予言通りにコンピューターは人間に寄り添って進化してると思う。
ファイリングの仕方とか、まんまPCのフォルダ管理だもんねー。分類は簡単になった現代での問題は、フォルダを使ってどう分類するかと、あいまい検索に0と1の世界がどこまで対応できるかに集約されている。後者は量子PCなんてものができたら解決しちゃうかもですね。


んで、人間は情報カードのかわりにタブレット端末という二進法の記録媒体を発明した。携帯電話もそれに準ずる。
お陰で情報のデジタル式検索は圧倒的に進歩し。でも、知的生産のための情報整理は今だ未開の分野だろう。
今だ紙とペンが廃れず、あまつさえ手帳が見直されているところを見ると、そこに対するハングリーさが伺える。


結局ケータイがもたらしたのは、時間の節約でしかないんだろう。