空太のそら言

隠れオタクのぐうたら

ホワイトアウト

ホワイトアウト (新潮文庫)

ホワイトアウト (新潮文庫)


若者ではないが活字離れがひどいので、まず字を読む習慣を取り戻すために面白い本を読むことにした。
ということでホワイトアウトを購入。読むのは3度目になる。買うのも3度目。一体どこにいってしまっていたのだろう。


映画でもおなじみの作品なので私が特に語ることはないと思うのだが、何しろ活字の力強さとリズム感がよい。真保裕一の真骨頂だと思う。
牙をむいた雪山の表現など本当に素晴らしい。
ただ人物描写と深め方はちょっと弱いか。そこは池井戸潤の方が一枚上手。
でも、真保裕一はこれでいいのだ。
この本が面白いと感じた方は、是非奪取も読んで見てください。
個人的には奪取の方が好きです。ただ長いし下巻で失速するので、気軽に読むにはホワイトアウトの方がよい。

それにしても久しぶりすぎる…。
ちょっとずつ読んでいこう。