山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた
- 作者: 山中伸弥,緑慎也
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/10/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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固い意志と、医師としての誇りを感じた。
何かを成し遂げる人には人生の転換期があって、それをしっかり自分のものにして成長していると思っていた。
でも実はそうではなく、誰にでもある転換期をそれが転換であると認識し、あるいは転換しようと努力した人だけがものごとをなすのであろう。
易しい文章で大変読みやすく、難しいことを比喩して分かりやすくできるところはさすが。
いやに体格のいい研究者だと思っていたら、もともとは体育会系だったとは。意外。
そしてあくまで自分は意志であるという誇りが、彼の原動力になっているんだろう。
大なり小なり、人は人のために生きているのだけど、それをじかに感じることができるというのは辛くそして幸せなことだと思う。
なかなか、普通に働いている人にとってはそれは遠い話だからね。確実に繋がっているんだけどね。
ちょっと時間がかかってしまったが、面白かった。
あっ、ちなみに「聞いてみた」は後半3分の1ぐらいです。前半は山中先生の自伝。だがそこがいい。