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ソロモンの偽証1

ソロモンの偽証: 第I部 事件 上巻 (新潮文庫)

ソロモンの偽証: 第I部 事件 上巻 (新潮文庫)


あれこれ、もしかして結構話長くなる感じ?
ずっと前に買ってあって、というか、気になってたんだけど文庫化されたのをきっかけに一巻だけとりあえず買ってて、忘れてたんですわ。んで、暇な日が続いた(寝込んだとも言う)のでえいやっと読み出した。
やっぱ読みやすいですねー宮部みゆき。物語の導入ってけっこう気合入るものだと思うのですが、いかにも昨日からの延長のようにしれっと話が始まるのが秀逸。気付いたらその空気の中にいるっていうね。
あと、直近で森博嗣をよんだからかもしれないけど、心理描写がうまいよなあ。女流作家だからかな?次第に狂気に傾く様とか、不安の伝播とか、緊張とか、うまいなあと思う。
特に今作は今のところ14歳の少年たちを中心に物語が進んでいるので、大人と子供の間の時代の、背伸びしたりひねくれたかんじが懐かしく思い出されます。

っと、ただ、意外と続きが長そうなことに動揺もしておりますが。読みきれるだろうか。春は何かと忙しくなるので、冷めないうちに読まねば。