毒物殺人
- 作者: 今野敏
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/07/15
- メディア: 文庫
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ちょつと前に読了。
なんか…百合根くんがただのツッコミ役になりつつある気がする。
前号のときには、その役は菊川警部が担当していた。まあその立ち位置が順当だろう。だが、今回は菊川が好意的な立場を示しつつあるため、ツッコミを他の人がやらざるを得ない。その役回りとして百合根に白羽の矢がたった。
ツッコミありきで、即ちSTの重要性を引き立てるがためのアンチテーゼが物語に必要だという構成で物語が作られてしまうがために、そうなったんだろうけど、そもそも、その役を百合根にやらせちゃあ、STのキャップとして成り立たないんじゃ無いかと思うわけです。
登場人物も極端にマンガチックだよね。漫画になれば面白いのかもしれない。
シリーズがまだ出てるので、あと一冊読んでみるか…。