空太のそら言

隠れオタクのぐうたら

県庁おもてなし課

県庁おもてなし課 (角川文庫)

県庁おもてなし課 (角川文庫)


くっ…今まで読まず嫌いしてきてしまったことを後悔したぜ。素直にけっこう面白かった。一気読みしてしまった。
有川氏の本は初めて読むのだが、何か売れっ子になりすぎてるのってちょっと苦手でして。天邪鬼なんですよ。あるいはいい格好しい。
存在は知っていたんだけどそそくさと通り過ぎてきていた。
でも今回、新幹線での長時間移動があって、たまたま手持ちの本がなくて、駅の小さい本のコーナーでしょうがなく手に取ったのですよ。
うーん、面白かったね。高知に行きたくなったよね!
描写が生き生きとしてるし、爽やかだし、適度に笑いを誘う掛け合いなんかもあってよかったよね。登場人物に愛着湧くしね。(でも錦戸亮が主人公ってのは格好よすぎだけどね)
あと、忘れかけてた恋の甘酸っぱさ…なんか、いいなあ。ほっこりしちゃった。どこに置いてきたんだろう私の青春。机の引き出しの中かな。ってぐらい忘れかけてた。
恋だけじゃなく、こういう爽やかさって山崎豊子とか塩野七生とか真保裕一とかにはないもんね。そうだ、世の中にはそんなピュアでイノセンスな感情や状況があるんだ。
目が疲れたときに太陽に反射してキラキラ光る水面や新緑を見るような、リフレッシュができた。
いやーよかった。


これは是非続けて図書館戦争を読もう。