SEKAI NO OWARI The Dinner
また友人に借りました。
うーん。これは評価の分かれるものだと思う。
編集としても挑戦した内容。Perfumeでいうところの、直角二等辺三角形ツアーのDVDのような、寄り添うのではなくしたから見上げる感じのものだった。
多分、彼らは一の壁にぶつかったのではないかと思う。海外での公演、新アルバムをまだ出していない、しかし人気が出ていて新しい何かを求められる。一度、自分たち自身を壊したかったのかなぁと感じた。
お客さんと一緒に楽しむというより、ショーのようにお客さんが舞台上の出来事を見ている。そこに交流は要らない。音楽すら演出の一部だということでしょうか。
コメンタリーでいみじくもなかじんが「大人のパフォーマンスってなんでしょうね」と言っていたが、30歳を迎えた彼らが次に行くべき道を模索しているんだろうなぁ。
今までバックバンドを入れてこなかったけど、今回はドラム、ベース、ストリングスが入って生音が添えられているのも今までと違う。
正直、前作トワイライトシティ、前々作炎の森のカーニバル(両編)が体揺らして一体となって楽しむライブに、装置や衣装でスパイス効かせた演出だったので、その延長線上だと思ってたので、裏切られたなーと思いました。
でもセットリストだけを追っていくと、やや波の小さい、しかし練られたそれなんですよね。
だからこのセットリストで普通に声出して盛り上がるライブが見たいんだぜってのが正直なところです。
あと、深瀬さんのコンディションがトワイライトシティの方が良かったので、そこもなー。
バックバンドは良かったです。演奏に幅が出るし、やっぱ生音いいですよね。
録音方法もこだわったためか、かなりバランス取れたいい音で収録されていると思います。
トワイライトシティはややピアノ大きめだった。
まだ発売されてないんですよね?次のライブDVD。
だから、どっち側に演出を倒したのかが楽しみです。想像するに、ここまで振り切ったものは今回で最後なんじゃないかなぁ。