空太のそら言

隠れオタクのぐうたら

余命10年

 

余命10年 (文芸社文庫 NEO こ 5-1)

余命10年 (文芸社文庫 NEO こ 5-1)

 

 

地の文はいいのに会話が冗長で苦手。

ドライに書くのであれば、茉莉が死んだあとのエピソードを入れるのは甘えだろう。最後はほとんど作者の独白なのにラストは願望が描かれていて、ある意味死への恐怖を助長させる。

これは感動とは違う。生と死を見せつけて感情を揺さぶってくるのは暴力だ。

訳あって読んだが避けて通りたかった。それも私の死への恐怖。