愛の交歓
こどもの成長著しいと感じる日々だが、きっと一生忘れないと思うことが起きた。
今日昼寝の際、寝たフリして寝かしつけをしていた。
1時間以上バタバタと動き回ってなかなか寝ない息子。眠いのかときどきぐずっていた。私は動かず、ときどき薄目をあけて様子を見ていた。
すると、息子が私の左手を両手で持ち上げて、自分の頬や頭にスリスリと当てたのだ。
腕が重いのか、何回か私の腕を落とし、その度に持ち上げてスリスリする。
その姿がいじらしく、涙が出るかと思った。
少し前から、「ヨシヨシして~」とお願いすると頭を撫でてくれるようになってはいたが、まさか自分が撫でて欲しくて私の腕をとるとは思わなかった。
そうか、頭撫でてもらうのが好きなんだね。
頬を撫でてもらうのが好きなんだね。
いい子だね、可愛いね、大事だよって思いながらさすっていたその手が、きちんと愛を伝えていたんだね。
息子が産まれて約1年、色んなことがあった。嫌なことも沢山あったし、失ったものも多い。
でも、今日のその息子の姿で、すべて報われた気がした。
ありがとう。
本当に、ありがとう。