不実な美女か貞淑な醜女か
あー面白かった。
なかなかお目にかかることのない、ロシア語同時通訳者の軽快ドタバタ通訳話。
程よいドライな下ネタと、イヤミにならない通訳者の苦悩と努力を、独特の文体でグイグイ読ませる。
何よりやはり、日本語が綺麗だよな。
母語以上に第二言語は上達しない、だから幼少期から複数の言語を学ばせるのは良くない。実に地に足ついた話だ。
最後の解説も必読。解説ってだいたい蛇足が多いのだけど、著者が憚り書かなかった著者自身の功績や性格が端的に書かれている。
クレバーな女性だ。憧れるなぁ。
仕事柄、校閲とかすることあるから、近いものは感じる。どこまで生々しく現発言者の空気を残すのか。残しすぎると伝わらないし、綺麗にしすぎても伝わらない。
代車で借りたトゥーランの所感
我が家のゴルフ氏が修理中で、トゥーランを貸してくれたので簡単に所感をまとめておく。
ちなみに借りたのは、ゴルフでいう6のハイライン(クルコンつき)、マイナーチェンジ後と同等だと思われます。
でかい
燃費悪い(気をつけて走って13.5km/l)
ミニバンにしてはロールしない
ドアの開閉は安っぽい
車体の重さとエンジンの出力(トルク、馬力)がちょっと足りない
見切りはいいほう
椅子に腰掛けるようなシートで、足は楽
でもハンドルが高くて腕が疲れる
視界が高くて落ち着かない
総じて、ワーゲン好きだけと家族からミニバンを強要されているような人が乗るのかしら、という車。私の趣味ではなかった。
でもエンジン音静かだったな…。やっぱりうちの車、18万キロ走った車ですわ。まだ乗るけどね!