空太のそら言

隠れオタクのぐうたら

性についての考察、2007

半陰陽インターセックス)を知ってからこっち、自分の性について懐疑心が拭えない。
自分が男だとは思わない、だけど女かと言われると、はてこれが疑わしい。
何せ体格は明らかに男のそれだから。
それでも乳房があり性器があり月経がある。
顔はどうかな、かわいいとは言われるが、女顔ではなかろう。

そんなどっちつかずの体を、たまにひどく気持ち悪く感じる。
手先までひょろっと長くて、凹凸のない腕も、形悪く申し訳程度に存在する胸も、やたらでかい尻も、華奢とは対極にある象のような足も、服装によって変わる人相も、気持ちが悪い。


だから、もしかしたらこの気持ち悪さは私の性がグレーゾーンにあるせいで生まれるのか、と仮説を立てた。
原因を突き止めて自分を納得させたいんだ。



でも、原因が判明したところで何が変わるんだろう。
きっと変わらず体が気持ち悪く、身長や手足が縮むことはない。
大体、「男だから○○」「女だから○○」なんてあるべき論は、社会が勝手に作り上げた型なのではないか?
トイレ、洋服の合わせ、ランドセル、席順、制服、靴、他にも、社会は常に性の二者択一を強いている。
でも人間は様々な種類がいて、女の中にも「社会が求めるド真ん中の女」「より男に近い女」「女より女らしい女」など色々いて、例えるならば服のサイズのように多様だろう。
でも社会の仕組みは2つのサイズしか用意していない。
それって、規格外の私の存在がいけないのではなく、多様な規格を受容できない社会がいけないんじゃ?
そりゃ事務処理なんかでは男女の違いは二択の方が楽だろう。しかしそもそも、男女で分ける必要はあるのか?
何故男女でカテゴライズするんだろう。





今日はここまで。
準備しなきゃ。