宇宙消失
- 作者: グレッグイーガン,Greg Egan,山岸真
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1999/08
- メディア: 文庫
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涼宮ハルヒの憂鬱か!
量子論をうまあく解釈して小説に盛り込んだ本。物理学的に「天使と悪魔」よりずっと知的興奮を得ました。
テレビドラマなり小説なり、並行世界やら万能の神やらの題材は、それはもう幾度となく使われてきたんだけど、この物語の中に出てくるアンサンブルで説明できるものだな、と妙に納得しながら読み進めた。
可能性をコントロールする。
涼宮ハルヒって、まさにそうだよね。ちゃんと読んだり見たりしてないので申し訳ないんだが、確変?でしたっけ、ハルヒの望むように世界が作り変えられるの。結果のために原因が作られる。欲しい世界を選択してる。
てゆうか、私の行動も選択の積み重ねなんだよな。やるかやらないか、イエスかノーか、0か1か。でも量子論ではイエスでありノーで、0であり1。その境界はどこにあるのだろう。
えー興味深い。あたまぐるぐるだ。この世はほんとおもしろいなあ!
体の境界線がなくなるみたいな感覚で読みました。hiper Kさんありがとうございました!
てか、Amazonってほんと行動早いよなー助かるわ。