空太のそら言

隠れオタクのぐうたら

愛とか恋とか、正直よく分からなくて

巷には恋愛が簡単に転がっているんだけど、どうにも受け付けられないんです。多分受容体がないんだ。
あの人良いなあと思う瞬間も、本当は恋に恋しているだけで、実際に距離が縮まったら逃げ出してしまう。
人に、自分の領域内に入られるのが怖いんだろう。それはもう、今更どうしようもなくて、ただ立ち尽くすだけなんだけど。幸か不幸か、声を掛けてくる男性は割といて、それで更に怖いと思ってしまう。ずずいと入ってくるんだもの、そりゃ怖いよ。
そうしてまた、愛とか恋への恐怖感が募る。今では何も感じなくなってしまった。
多分このまま一生を終わる。



こういう話を、誰かにしたくて、話そうと思ったことがある。つい先週の土曜日のことだ。
友人は、丁寧に話をはぐらかし、話題を変えてくれた。そうか、こんなのを話すような間柄じゃなかったか。申し訳ないことをした。



自分領域内に入られるのが怖いのは、家庭に問題があったとしか思えない。私には年下の兄弟が多く、いつでも自分を犠牲にしてきた…たぶん。思い出せないんだ。
でも、それで親を責めたくない、親が悪いわけではないと思っている。本当に親の責任だったとしても、今更恨むことも出来ない。
では、この恨めない気持ちは何なのだろう。もしかしてこれを愛と呼ぶんだろうか。




辟易している。結婚せよと言う周りの人間に、辟易している。
どうしたら伝わるんだろうか。私は恋とか感じません、と。そう結婚という制度を押しつけないでほしい。ただでさえ、種の保存からはかけ離れたところにいて、自分の存在意義に疑問もってるんだから。