空太のそら言

隠れオタクのぐうたら

何度でも

毎日、悲しいニュースばかり聞こえてくる。
犠牲者が1万人を越えるとか言う。
数字じゃ実体がないけど、一人一人には名前があって、名前がある人には人生があって、泣いたり笑ったり今までしてきたんだと思うと、私の中で鉛のように沈殿した何かがまた重さを増す。
西日本では徐々に日常が取り戻されていて、いつもと変わらぬ朝の目覚めに、今までのことは夢だったのかと錯覚する。
それでも、身を引き裂かれるような真実は日増しに巨大化する。
この鉛は、涙を流して軽くすることしかできない。



諸説があるけれど、この宇宙の誕生はビッグバンからだったと言われている。ちらばった原子が結合して、やがてガスになり、引力にひかれ、重金属の核を作り、そして地球が出来た。


私の中にあるこの鉛も、ただ冷たく横たわるだけから、少しずつ熱を持ち始めてきた。この熱は、魂を奮わせ体を動かす原動力。

今、助けを求める人がいる。
この熱の固まりを抱えて、最大限の支援を。


想像しよう。
もう一度蘇る美しい海と山と人々の暮らしを。
想像できれば、実現できる。



何度でも、何度だって、立ち上がってみせる。
さあ、復活への第一歩だ!