空太のそら言

隠れオタクのぐうたら

GoogleChromeと初音ミクのコラボCM

普段テレビを見ないので、そんなことが起きてるとは知りませんでした。
つべやニコニコで何度も見て、あーこれは全く初音ミクを知らない人にとっては分からないCMだろうな、と思ったのが率直な感想です。
特に、曲がうPされるからの、
→PVつく
→歌い手が歌う
→演奏する
→MMDつく

そして更に
→合唱、合奏
→比較PV
→返歌

この一連の流れを知っていること。そして、初音ミク誕生から今までの遍歴を知っていること。
この二つがあってはじめて、ChromeのCMを感動的だと感じるのだろうと思うのですね。
あれは初音ミクのPVではない。人とWebの可能性を示している。そこに涙するんでしょう。



だから別に、発端が「初音ミク」である必然性は無かったのかもしれない。
それでも初音ミクでよかった。彼女が歌を歌うものだから。
多分かねてから、絵なり名前なりを軸にした創作活動はあったと思います。なのにボーカロイドが、人とWebの可能性を大きく広げたのは、ヒトにとっての歌うことひいては喋ることが、ヒトをヒトたらしめる要素であるからではないかと考えます。
感情がないのに感情があるように歌う。
その現象に無意識に惹かれているのでしょう。だから人によっては不気味かも。いわゆる不気味の谷




歌うこと。描くこと。
この二つはどうにも原始的な喜びを興させます。
そのうちPCが絵を描きだしたら面白い。ちゃんと調教して、プロデューサーではなく先生とか画伯とか呼ばれるようになって。それをうPしたら動画にしてくれたり曲をつくってくれたりして。




しかし初音ミクのライブとかすごいっすね。人間はどこまでも脳味噌の僕なのか。