ぼちぼち結論
- 作者: 養老孟司
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2011/06/23
- メディア: 文庫
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無秩序が秩序を生み、秩序がまた無秩序を孕む。
熱力学の第二法則らしい。
なるほど。そういうものなんだろうな。
彼がこの本で言いたかった結論とは何だろうと考える。
関係ないとかどうでも良いとか良いながら、わざわざ文章におこしたり本にして纏めると言うことは、それでも伝えたいことがあると言うことでしかも、こういう考えもあるのだと理解を得たかったからではないのか。
それに結論を出すと言うのは、つまり、もう分かってもらわなくても結構です、と言いたかったのかなと考える。
どうせもうすぐ死ぬし死んだら自分は関係なくなるし、伝えたい気持ちを手放してしまう。
楽になるような、諦めのような。
準ゆとり世代としては、複雑な心境。見捨てられたんじゃないのか?