空太のそら言

隠れオタクのぐうたら

サイレン

朝ご飯を買いにコンビニに立ち寄った時のこと。


買い物終わって車に乗り込むときに、遠くの方から何か聞こえる。
何だろう?
ホーンって、聞こえる。その時、あぁ昔サイレンという映画を見たなと思い出した。
あれは村のサイレンが狂気の象徴として扱われていて、恐怖映画が苦手な自分の中でいとも簡単に怖いものとして海馬に記憶されたわけです。
で、そんなものを思い出したもんだから、そこはかとない不気味さを感じながらスロットルをまわした。



コンビニを出てすぐ、前方でパトカーのパトランプが光ってるのが見えたり。しかもたくさん。

そちらに目を向けながら走っていると、突然道路に転がる車の部品に気づく。
ヘッドランプだ。
パトカー、走り回る警官、対向車線では渋滞が起き、先頭車両のライトで浮かび上がる上下反転した車、そこから鳴り続けているクラクション───



事故だった。




さっきコンビニで聞いたサイレンは、その車のクラクションだったのだ。
¨何か¨に押されて鳴り続けてるそれの音。






あぁ、頼むから助けてください。