空太のそら言

隠れオタクのぐうたら

大晦日、走れ大晦日!

乾燥しきった空気に、山の稜線と薄氷色の均一な空が映える。
地球や宇宙にとって、この日は何の意味もなくて、ただ連綿たる物理法則に従事している。

突き出た鉄塔から垂れる、五線譜のような電線も、進化論を体現するような木々の枝葉一本一本も、すべて鮮明になる。
等しく美しい。

自然とはなにか。