空太のそら言

隠れオタクのぐうたら

アキラとあきら

 

アキラとあきら (徳間文庫)

アキラとあきら (徳間文庫)

 

 久しぶりの池井戸潤

本のボリュームもあり、主人公達の幼少期から成長するまでをなぞって読み進めることができ、たくさん読んだという感想は味わえる。

しかし階堂彬側の心理や背景描写が多く、山崎瑛の成長については不足している。突然銀行員になるしめちゃめちゃ成績いいのも突然であるし。これなら今作は階堂彬を一人主人公にしてスピンオフで山崎瑛を取り扱った方が良かったのではないか。あまりに山崎がご都合主義のヒーローになってしまった。

話は、池井戸潤らしい大円団で終わるが、最後に北村亜衣が出てくるのもまた唐突。恋愛もの苦手なんだろうなぁ。

読んで損は無いけど、やっぱり空飛ぶタイヤが秀逸だったなぁと言う感想ですかね。

社長業の苦しさは追体験できた。

195千km クーラント液漏れで修理した

初めて大型の故障をしました。

遠征中、帰る時に「あれ、何か車の下が濡れているな」とは思ったものの、そのまま走り始めたのがいけなかった。でも今でも走り始める以外の選択肢はなかったと思っている。だって出先だったし。

高速走行中、突然赤色の警告灯が点灯し、クーラント液をチェックしろ、今すぐ止まれという旨のメッセージが出る。高速走行中だぞ。どうしろってんだ。水温計は90度から変わらない。次のインターまで7km。ほとんど賭けでゆっくり走り続け、インター降りてすぐの道の駅で車を停める。ディーラーに電話しながら車の下を覗き込むと、ポタポタと水が漏れている。

状況説明し、「これ以上走らせないでください、レッカーです」「うちまで持ってきて下さい」と言われても、レッカーなんて初めてでどうしていいものか。

JAFか任意保険の特約ありますか」と言われ、覚えてなかったので任意保険の会社に電話。特約に入っていたのでレッカーしてもらう。ディーラーまで70kmは離れている。

そのままディーラーにあずけ、手配してもらっていたレンタカーで帰宅。

後日エンジニアさんから電話が来て、「エンジン周りのクーラントを通す金属製のパイプに穴が空いて、そこからクーラント液が漏れています。サビも見られるので経年劣化です。部品交換しますか?」と言われ、もちろんお願いする。

部品がすぐ手配できたらしく、3日で修理完了。パイプ、パイプを繋ぐゴム部品、クーラント液入れ替え、ついでに前後ワイパー交換、後部右ブレーキランプ、タカタエアバックリコール交換済ませて45千円也。

他にもパイプは無数に張り巡らされているので根本解決は難しく、対処療法しかないとのこと。オーバーヒートしなくてよかった…。

LIFE shift 100年時代の人生戦略

 

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

 

 

もし自分の人生がこの本のように冗長だったら、さっさと死んだ方がマシ。

とにかく長かった。そしてどうして100年生きなければならないんだろう。楽しくそこそこの年齢でコロッと死にたい。

生物進化からいってもひとつの個体が長寿になるのは不利になるだろうに、とにかく何故長く生きる前提なのか。そしてどうして、出てくる事例が全てエネルギッシュで主体的なのか。

人生受け身でいいじゃないと思っている人間には押しの強すぎる本であった。

 

もう少し考えながら生きなければならないのだろうか…。

まぁ、豊かな人生のためには健康と交流と資金が大事というのはわかった。

彼との出会いそして今まで

久しぶりに恋人ができました。知り合って1年と少し、付き合って1ヶ月と少し。そして同棲はじめて1週間と少し。

今まで大多数とは違う恋ばかりだったので、今回もちょっと変わってますがすごく幸せです。

人として尊敬できるとこたくさんある。少し子供っぽいけどこれから成長してくれるでしょう。

 

すごく年齢が離れていて私も妙齢を超えまくっているので半端な付き合いはもうできないと思っていたのだけど、最初から結婚するつもりだと言ってはばからない。

 賢い人だし多分、2人でいろんなことを乗り越えられると思う。付き合った初めはすごく怖かったけど、今はもう怖くない。任せてみようと思う。

 

まさか自分にこんな展開が待っているとは、思わなかったなぁ。

 

 

 

 

せっかくなので、少しずつ彼との出会いを書いていこうかなと思います。

たまにはだらだらと。

 

 

 

 

遡ること3年前ぐらいでしょうか。はじめて彼に会いました。

と言っても私はその時の事を殆ど覚えていなくて、「あんな怖い人いません」としばらくなじられることになるのですが、そんなの当時は知る由もない。

 

彼は私の職場に来たインターン生でした。

そこで先輩社員として迎え、多少の面倒をみたのが、初めての接点でした。その時の方針で、インターン生には厳しく指導してほしいと言われていたので、普段にはないほど厳しく当たっていたのですが、どうやらそれが印象に残っていたらしく、彼はまんまと我社に入ってきたのでした。

次の出会いは1年半前ぐらいかな?彼が大学卒業間近で、内定者懇親会に私含め数人が誘われて行きました。

すでに出来上がっていたその人は「あの時まじで怖かったっス」と執拗に絡んできて、正直うざいなと思いました。何せ私はそのインターンの時のことを覚えていないので、何度も絡まれても「いやでもそれでなじられて入ってきた君がドMなんじゃない?」とつっぱねていました。

そこからまだ時間は飛び、昨年の入社式。本当に入ってきたのか…と考えながら迎え入れました。まあ部署がだいぶ遠かったし、そもそも住まいも全く違うエリアだったので、そこからまたしばらく音信は途絶えます。

 

ところで我社はあまり社内で飲み会が活発には行われてないのですが、好きな人は好きなようで定期開催の飲み会に入れてもらうことに成功しました。それが昨年12月末。

たまたま初回私が参加した時に、彼も急遽遠路はるばる飲み会に来たのでした。それが久しぶりの再会。

 「空太さんのファンってこいつが言ってるので呼びました」って共通の知り合いに言われ、こちらとしてはやや引き、彼はお酒も入って妙にテンション高い状態。飲み会が終わって向こうからLINEが来て、そこから少しやり取りが始まりました。

 

 

次にあったのは、その定期的な飲み会の1月新年会の時。

そこでは正式メンバーとして私も彼も呼ばれていて、参加人数が多いこともおって大いに盛り上がり、人が減る中2次会、3次会と酒が進みました。最後には私と彼と、もう1人が残るばかりになり、つい楽しくて終電を逃してしまいました。

3人でどうする?と話し(と言っても酔ってるのでみんな適当)、カラオケボックスで夜を明かすことに。

彼は相当酒が回っていてすっかり眠りこみ、私ともう1人(男性)が交互に歌いながら次第に眠くなり、お互いにもたれかかるように仮眠を取りました。

明け方、彼が目覚めた時に私が側で寝ていて、「目の前にいたから」とそのままキスをされ、気まづい感じに。

好意は感じていたので、「正攻法できてくれなきゃいやだ」と伝えました。

その日はそのままみんなで始発で帰りましたが、そこからが怒涛の展開。

 

2月、彼の配置転換により住まいが思いっきり私の家のそばになる。

3月上旬、飲みに誘われ2人で初めて食事に行く。

3月下旬、定例の飲み会の後、告白される。

その間はゆるりとした接近しかなかったものの、ちょくちょく可愛いと言われ、告白の時に陥落って感じでした。

歳が10歳以上離れているのですごく戸惑いがあり、特に嫌いでも好きでもなかったというのもあってどうしようかとかなり悩んだのですが、年齢差は気にしていない、可愛いしもう捕まえたから、と押されに押され、もーそれなら付き合ってみよう、と清水の舞台から飛び降りたのでした。

 

 

付き合ってからも展開は早かったです。

私の方が年上なのですが、不安に思っていたことを次々と解消され、今は精神的にすごく安定しています。

誰かが帰りを待っているということが心の支えになるなんて知らなかった。

アルトバイエルンは茹でたては美味しいが覚めると油が固まる」と2人でシンクロして笑いあうのが幸せだと気づいた。

2人でご飯食べた後にゴロゴロ寝転がりながら、このままミイラになって発掘されたいとか考えるようになるなんて思わなかった。

彼と付き合ってから、指の先までなにかの暖かさが満ちているんですよね。今までお付き合いした人には無かった感覚です。

 

年下の男の子なんですが、まぁ若いなぁと思うこともたくさんあるけど、それは私も経験してきたことなのでおおらかに見れています。それより、私には無い集中力や頭の良さを尊敬し、違うところと同じところを見つけるのを楽しんでいます。

「どこが好きなの?」と2人の関係を知った人に言われますが、多分似ていて違うところが好きなんだと思います。

 

 

 

付き合い始めた当初より、俺は結婚したいと思うと言ってはばからず、私はその言葉に何度も少し浮いては「だめだ夢を見るな」と否定して不安になっていました。まだ若い男性ですから、その言葉にどれほどの信憑性があるのか分からない。期待して、結局別れることもあるから、不用意に浮かれない方がいいと思っていました。

ある夜、なかなか寝付けない中二人でぽそぽそと喋り合い、正直に君の言葉が怖いと言いました。

彼は、たしかに俺がどれほど結婚を現実的に考えられているのかはわからない。何人も付き合ってきたし、3年付き合ってこのまま結婚するのかなと思ってた人でも結局別れた。でも、空太さんの年齢を考えたら軽はずみに付き合うなんて言わないから、と言いました。

その言葉で、あーもうそれなら信じなくては、と思いました。

私も出会いと別れは経験していて、どんなに好きでも別れることがあるのも知っています。でももう、それはそれなので、なら怖がらずに信じたいなぁと素直に思ったのでした。

普段は結婚について殆ど彼からは言わなくなりましたが、先日酔って帰ってきた時には、「今日みんなの前で俺結婚しますって言ってきた」「結婚してって言ったら受けてもらえるのかなぁ」などと彼は言っておりました。酔っ払ってる時じゃなくてちゃんと言ってね、といなしましたが、そうか男性はプロポーズは勇気がいるものなんだなぁと感じました。

言ってくれたら、返事はもう決まってるのに。

 

 

家が近いこともあり頻繁にあっていたのですが、付き合って1週間もしないうちにあってないと寂しいとお互いに言い始め、2週間目にはほぼ同棲、1ヶ月後には完全に同棲状態になりました。

彼はとりあえずは部屋を引き払ってはいない(社員寮なので)ものの、ここ1週間は完全に部屋に帰っていません。昨日の夜には正式に食費や家賃負担についての所謂お金の話をしてルールを決めました。

 

 

 

強いて不安があるとすれば、彼の家庭環境がやや複雑なので、そこをきちんと清算できるのかという点でしょうか。面倒なことから逃げてしまう傾向がある人なので、いつか面と向かって二人で向き合う必要がありそうです。

あとは、そうですね、プロポーズってどういうきっかけで決意するんだろうってことぐらいですかね。

同棲しちゃうと安定しすぎそうなのでそこの采配は考えなくてはと思います。

 

 

今までいろんな恋愛をしてきたけれど、こんなに穏やかに将来を考えられるのは初めてです。出会いから振り返ってみれば不思議なもので、本当に人生何が起きるのか分からないなぁと実感しています。

このブログにこんな話を書く日が来るとも思いませんでした。

「空太さんにとって2018年は激動になりそうだね」と言った彼の言葉にワクワクしながら毎日を過ごしています。

恋愛相談難しすぎる

立て続けに最近恋愛相談を受けたのですが、結局相談者の思うようには運ぶことが出来なかった。役立たず感がすごい。

前提として私のところにご相談いただく時点でもはや末期であるという問題もあるとは思いますが、それでも力になれていない気がする。

話を聞くぐらいしかできないんだよなぁ…