空太のそら言

隠れオタクのぐうたら

イスラム国に対する国民の反応に心が濁る

ニュースは見ても、ニュースに対するコメントは意識して読まないようにしていたのですが、不慮の事故で目に入ってしまったら呆れかえってしまってどうしようもない。
まとめブログのコメント欄に書こうと思ったけど、一人の日本人の主張として書き留めておくべきだと思い、こっちに書いておきます。




憎しみは新たな憎しみを生む。
「殲滅」だの「戦う」などという言葉で怒りを表すものではない。
大体、殲滅などできるはずがない。個の集団とおもっているのかもしれないが、あれは思想の集団なのだ。思想が残る限り、ゼロにすることなどできない。それどころか新たな戦いの口実が増えるだけだ。


ましてや、アメリカや自衛隊の出撃を期待するとは呆れる。
なにそれ。はあ?無責任にも程がある。

私は怒っている。
一部日本人の幼稚性に怒っている。
卑劣な行いに対しての感想が、「せいぎのヒーローさん、わるいやつらをこてんぱんにしてください」レベルで、いろいろ通り越して寒気がする。
いやもしかしたら、そういう年齢層が書き込みしてるのかもしれないけど。


この状況下において、あなたのすべきことは何だ?自分のどの行動まで責任を持つつもりだ?何か起きた結果、自己責任だと納得できるか?その覚悟があるのか?
他人の生命と財産を奪おうとする人に、自分の生命と財産が奪われる覚悟がないのであれば、その資格はない。
それは人のせいにしないということだ。社会のせいにしないということなのだ。


私は、日本の平和が愛おしい。
もしかしたらいつかは戦わなければならない時が来るかもしれない。でも、出来るだけ今の平和が続いて欲しい。
その希望を叶えるための行動をとる。
力及ばず戦いの時代になってしまうのであれば、その時は覚悟を決める。
でも、そうなることを望んでいるわけではない。


願わくば、より多くの人が望まないようになりますように。


政治と宗教の話には触れたくなかった。