調理場という戦場
調理場という戦場―「コート・ドール」斉須政雄の仕事論 (幻冬舎文庫)
- 作者: 斉須政雄
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2006/04/01
- メディア: 文庫
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とろとろと読破。
同じような話が何回も出て来るのは対談方式だったからか。やや冗長ながらも素朴な人柄が滲み出る一冊。
何でもそうだけど、飛び道具なんてないんですよね。毎日のコツコツとした積み重ねがレバレッジになってる。
私は積み重ねちゃんと出来ているんだろうか、とふと振り返る。最近慢心しがちだったな。謙虚に生きよう。
砂時計のススメ
砂時計、使ってますか?
地味だけどこの最高のアナログな道具、買ってよかったと思っています。
家で料理をする時、ちょっと時間を測りたいことがあります。
今まではスマホのタイマー機能を使ってたのですが、いかんせん計測開始するまでの操作が多い。
しかも濡れた手で触りたくないし、ほかっておくと画面がロックしてしまって時間がわからなくなる。
私はいつもそれが不便でした。
キッチンタイマーを買おうと思ったこともあり、かなり売場で検討もしたのですが、どれもスタートまで数アクションあって全然簡単じゃない。
迷って考えて、原点回帰して買ったのが砂時計です。もう半年前ぐらいでしょうか。
3分計測を買いましたが、もう便利でたまらない。
何が便利って、
・ひっくり返す1アクションだけですぐ計測開始
・今の時間の経過が目で見て分かる
・電池が要らない
・出しっぱなしでも格好いい
これです。
音が鳴らないのが不便かもなと思ったのですが、いざ使ってみると視線をむけるだけであと少しかどうかがわかるので困ることはありませんでした。
私は大雑把なので、例えば5分測りたい時には、はじめに3分測ってから、ひっくり返して3分の1ぐらいの残量になったら終了させるというざっくりで使ってます。
ブロッコリーとか茹でる時も、大体半分砂が落ちたら終了とかね。
家庭に一台あってもいいぐらいだと思うんですけどね、あんまり浸透してないですよね。
何故かな、やはり音が出ないからかな。
いやーでも、音で気づくとか甘えだと思うんですよ。もっと長い時間、たとえば20分を測りたいとかなら別ですが。
でも15分計測の砂時計、買い足してもいいぐらいと思っています。
あいにく店舗ではほとんど売っていないのと、売ってても1種類で選べなかったので、私はAmazonで買いました。シンワの砂時計、格好いいよね。高いけど。
おすすめです。
手持ちの万年筆で「永」書き比べ大会
接写用レンズを100均で買ってきたので、テストがてら試し書きでお馴染みの永を書き比べてみた。
勝手にランキング形式で紹介。
ちなみに紙はライフのライティングペーパー。
第6位
プラチナ#3776センチュリー(M)×ご当地インク
原稿を書くのには最適だが、メリハリのあるとめはねはらいには不向きか残念ながらこの順位。しかしインクの濃淡ははっきりと出て面白い。
第5位
こちらもやや太字でもったりとした書き心地。やはり太字は濃淡が出やすくて面白いですねぇ。
第4位
もうここからはほとんど僅差で好みの問題。 もっと丸い筆跡になるかと思いましたが、結構払いが得意だということが分かって面白かった。
第3位
プラチナデスクペン(細字)×プラチナカートリッジブラック
柔らかなしなりから、日本語を書くのに相応しいというのが改めて分かる筆跡。
黒ですがよく見るとペンが走った部分は薄くなっています。
第2位
さすがアウロラ。鉄ニブですがとろみのある書きやすさ。縦線がやや太く出る面白い筆跡で、上手く見えるっぽい字になっている。
アウロラのブルーはやや紫みを感じるもので、くせがない分使い続けると飽きてしまうかも。
第1位
プラチナ#3776センチュリー(F)×プラチナカートリッジブルーブラック
今まであんまりいい印象がなかったセンチュリーの細字ですが(ごめんよ)、永の字書かせたら流石の素晴らしさ。
イメージ通りに操れ、それぞれのパーツで描きたい線が引ける。
詰めているインクもブルーブラックだか明るめで、細字なのに濃淡が出て面白い。
やっぱりプラチナはいい仕事してるなと再確認した次第です。
ペンとインクによってキャラクターが全然違うのが、万年筆の面白さですね。
SEKAI NO OWARI The Dinner
また友人に借りました。
うーん。これは評価の分かれるものだと思う。
編集としても挑戦した内容。Perfumeでいうところの、直角二等辺三角形ツアーのDVDのような、寄り添うのではなくしたから見上げる感じのものだった。
多分、彼らは一の壁にぶつかったのではないかと思う。海外での公演、新アルバムをまだ出していない、しかし人気が出ていて新しい何かを求められる。一度、自分たち自身を壊したかったのかなぁと感じた。
お客さんと一緒に楽しむというより、ショーのようにお客さんが舞台上の出来事を見ている。そこに交流は要らない。音楽すら演出の一部だということでしょうか。
コメンタリーでいみじくもなかじんが「大人のパフォーマンスってなんでしょうね」と言っていたが、30歳を迎えた彼らが次に行くべき道を模索しているんだろうなぁ。
今までバックバンドを入れてこなかったけど、今回はドラム、ベース、ストリングスが入って生音が添えられているのも今までと違う。
正直、前作トワイライトシティ、前々作炎の森のカーニバル(両編)が体揺らして一体となって楽しむライブに、装置や衣装でスパイス効かせた演出だったので、その延長線上だと思ってたので、裏切られたなーと思いました。
でもセットリストだけを追っていくと、やや波の小さい、しかし練られたそれなんですよね。
だからこのセットリストで普通に声出して盛り上がるライブが見たいんだぜってのが正直なところです。
あと、深瀬さんのコンディションがトワイライトシティの方が良かったので、そこもなー。
バックバンドは良かったです。演奏に幅が出るし、やっぱ生音いいですよね。
録音方法もこだわったためか、かなりバランス取れたいい音で収録されていると思います。
トワイライトシティはややピアノ大きめだった。
まだ発売されてないんですよね?次のライブDVD。
だから、どっち側に演出を倒したのかが楽しみです。想像するに、ここまで振り切ったものは今回で最後なんじゃないかなぁ。
アウロラ イプシロン万年筆
買いました。初めてのアウロラ、初めてのイタリア万年筆。
鉄ニブながらさらさら系。プラチナ金ニブ比較では柔らかい。
柔らかいというか…、ペン先自体は硬いんだと思うけど、力を入れると容易に切割りが開いて字幅が変わる。それが柔らかさという感覚になってると思う。ペリカンの柔らかさとは違う。
軸は軽め、キャップが重めで、キャップをするのとしないのとでぜんぜんイメージが違います。キャップしない時のフットワーク軽い感じも好きですね。
あ、EFです。アウロラのEFの割には太めかな。金ペンとはまた違うのでしょう。
仕事でガツガツ使う用です。コンバーターが容量多そうで嬉しい。併せてアウロラの青色インクも買いました。粘度高めでややこんもりするインク。素直な青が爽やか。
青色比較。
三社の中では最も紫色が感じられる明るい青色。おかしいな、ペリカンのロイヤルブルーはもうちょっと青色のはずなんだが。かなり煮詰まってますね。
こうして見るとプラチナが寂びた青色でそれまた宜しい趣で。
つまりどの青色も好きってことです。
箱がすごい立派。筆箱にできそう。
次はオプティマだなー。それ買ったらしばらく万年筆はいいや。