花火、夏の日、花火
すっごいきれーだったんだよ。
人ごみにはぐれそうになって、
アノヒトと一緒だったらなぁってずっと思ってた。
背中を見つめて、袖を掴んで、振り返ってきたらにへって笑って、
花火見てる間も心はアノヒトを見てる。
隣にいる人は違ったけど、あぁこれがヒトだったらなぁってずっとずっと思ってたんだよ。
ずっと一緒の場所にいられるなんて思えない。
明日にだって会えなくなるかも。
だから諦めたくない。
だけどそんなん自分勝手なことだ。
でも後悔したくないんだ。
儚い、花火、儚い。
愛するって?
大事なものができたとき、強くなるの?弱くなるの?
私は誰を愛しているの。
結局自分でしょう。
後悔したくないって、それが原動力なら、それは全てエゴのためだ。
でもエゴなしで何かを得る事なんて出来るのだろうか。
迷惑なんてかけたくない。
でも今は迷惑かけているんだろう。
人のエゴをぶつけられて、それは迷惑に当たるだろう。
迷惑かけてしまう後悔と、エゴを満たせられない後悔なら、どっちだ。
この前の出張の時、
「空は、自分が自分は、って自分のことばっかじゃないか」
ってヒトに言われた。
仕事のことについての話だったんだけど、そういうことなんだよね。
今までと変わらないなら、エゴを貫けばいい。
だけど。